今回はなるべくマイルド路線で・・・(笑)
ん〜、Boulangeとは・・・。先の「Boulangerieとは・・・?」で表記したように、もともと「boul」(ブール・球状のもの)を作る人という意味を持ち、その「球状のもの」とは惑星を指し、その惑星とは「命の源 地球」なんだ、と。
ま、そうやって述べてしまってるので・・・これで終わりです(笑)。
さすがにそれではマズイので、「職人とは・・・?」で、いいですか?(表題変わってるやん!!)僕はね、聞かれた時、こう答えます。「人そのものが職と成す」と。
入店してすぐ、「パン職人です」「パティシエです」「キュイジニエです」・・・は?
ちゃんちゃらおかしいです(今、言いません?)
平たく言いますと、例えば僕が何をやってるか知らない人と話してます。
あれも知らない、これも知らないで、話になりません。あとで僕がパン職人であると知ったら、「パン職人」に対してろくな印象を持たないと思います。つまり、その逆です。「あ、パン職人って、素敵やな」「この人がやってる仕事なら、自分もやってみたい」。コックコート着てなくても、そう思わせないと駄目だと思うんです。
なぜなら僕がBoulangeである以上、僕そのものがBoulangeだからです。
技術だけで成立ってるわけではありませんからね、言動は勿論、たたずまいから、立ち振る舞い・・。全てにおいて、その職を担えなきゃいけないと思うんです。それは「職種」ではなく、特異な思考、生き様、背景を抱えた「職人」という名の「人種」やと思うからです。
と言いましても、勿論ずっとこんな思考であったわけではなく、実はかなり長い間、模索し続けていました。「パティシエ」という仕事に嫉妬し続けてましたし。だって、ほぼ間違いなく喜びの場で食されるわけでしょ?「なんて素敵な仕事なんや・・」って、ずっと思ってました。それに引き換え僕らの仕事って・・何なんやろ・・・。明確な喜びを感じれないまま、見つけれないまま、過ごす日々でした。地味だし、しんどいし、長いし、朝早いし(笑)。結局その意味を見出せたのも、僕の場合「フランス」だったんです。
Parisに降り立って数日後、まだ右も左もわからない僕に、街はこう問いかけてきました。「お前は何なんだ?」と。「僕は・・・」明確に自信を持って答えることができませんでした。そんな中、時は流れ、毎日毎日雪のように降り注ぐ粉をまつ毛に積もらせながら、粉にまみれる日々を重ねていると、ふと同じ質問をされました。そのときは答えれたんです。「Je
suis boulange!」(僕はパン職人です)って。
パンが主食であるので当然なんでしょうけど、ほぼ毎日皆さんパンを食べるわけです。
昨日買いに来た人が今日も来る。当然のように明日も来る。
「これがBoulangerieというものなのか・・・」と考えさせられました。
パンを売るだけではないんですよね。並べて販売する場所ではないんですよね。僕らもそう、パンを作ることだけがBoulangeの仕事ではないんです。パンを作る技術を持ち合わせる者のことをBoulangeと呼ぶんじゃないんです。Boulangeとは日常に寄り添ってこそBoulange。むしろ寄り添わなければいけない仕事やと感じました。なぜなら、パンは食糧ですから・・。嗜好品でもなければ作品でもないんです。僕らは労働者であって、アーティストではないんです。泣いてるときでも食べるんです。怒ってたって食べるんです。苦しくったって食べるんです。生きる為に食べるんです。そんな日常の隣に寄り添える仕事、「Boulange」も、捨てたもんやないでしょ?
あ、何とか表題に戻ってましたね(笑)めでたしめでたし。
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