12年間、岸部で過ごしてきた僕らが結局辿り着いたことは、
とても当たり前のことで、とてもシンプルなことで。

それは、人をつなぎ、食材をつなぎ、みんなで分かち合う。
パンがとても優しい食べ物だということ。

そして、改めて気がついた、パン屋さんという業態の特異性。
飲食業の中では、圧倒的に敷居が低く、間口が広い。
物販でありながら、食べて帰ってもらうことも出来る。
肩肘張らずにたくさんの人が来てくれて、たくさんの想いに触れてもらえて。

案外自由で、いろいろ丁度いい。

そんな僕らが、新しい土地で願うのは、
街の中の食のスピーカーに成れればいいなってこと。
パン、お菓子、お野菜、チーズ、ハムやパテ、オリーブオイル、 コーヒーに紅茶にワイン、醤油や味噌、本から音楽まで。
シュクレクールを通じて出逢った人たち、
その全ての人たちの、想いと共に僕たちは在ります。
その全ての人たちの、想いに触れていただきたい。
きっと僕らの身体と心を、気持ちよく作ってくれることでしょう。

日常を、もっと楽しく、ちょっと豊かに。
人が集い、繋がり、分かち合う、パン屋さんだから出来ること。


まだ見ぬ景色を、みなさんと共に。